電子書籍版コーディングWebアクセシビリティ

公開

更新

電子書籍版コーディングWebアクセシビリティを、監修された@magi1125さんより献本いただきました。ありがとうございました。

紙のコーディングWebアクセシビリティは、発売と同時ぐらいに自費で購入し、色んな形で推薦していたのですが、レビューを書いてませんでした。この度、改めてAmazonでレビューしましたので、電子書籍版の推薦に代えて、紙の本のレビューを引用します。

コーディングの楽しみを一段階引き上げてくれた本

5つ星のうち5.0 / 投稿者: Amazon カスタマー 2017年4月3日 形式: 単行本(ソフトカバー)

WAI-ARIA という仕様が存在していることは知っていて、ランドマークロールや幾つかの aria-* プロパティやステートを使っていたレベルで本書を読みました。

それまでWAI-ARIAについては深く考えずに使用していましたが、本書の中で言われている「WAI-ARIA は自転車の補助輪のようなものだ」という例えで、WAI-ARIAの立ち位置や、ツールとしてどのように使用すればよいかが理解できた気がします。

また本書を読んで、WAI-ARIA は補助輪という役割だけではなく、未来のHTMLの姿でもあると言えるのではないかと気づき、HTMLコーディングがまた一つ楽しくなりました。


他の方のレビューで言及されている原文のノリを尊重した翻訳については、目次として理解しにくいという側面は確かにありますが、個人的には本文が読みにくいということはなく、むしろ著者の考え方を理解するためのエッセンスだと感じました。

「アクセシビリティ」という、ややもすると堅く捉えられがちな技術領域の入門書として、こういったフランクさもまた必要ではないかと思います。

Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: コーディングWebアクセシビリティ - WAI-ARIAで実現するマルチデバイス環境のWebアプリケーション

今回のコーディングWebアクセシビリティを担当された皆様で、Smashing MagazineのInclusive Design Patterns by Heydon Pickeringの日本語翻訳も手がけられているとのこと、またボーンデジタルさんでは、@momdo_さんを中心にHTMLの本も進められているそうなので、それらも非常に楽しみにしています。