もう昨年の11月のお話ですが、AccHop!! vol.4 というイベントに参加してきました。公式Twitterアカウントによるイベントレポートが終わったようなので感想などを。
AccHop!!とは
AccHop!!がどういうイベントかというのは、私たちについて - AccHop!!をご参照頂ければと思いますが、少し引用すると
という感じのワークショップを中心としたイベントです。
当日の様子
当日がどういうイベントだったかは、公式Twitterからレポートがあったのでその中から幾つかをペタペタと貼り付けますが
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AccHop!! vol.4 の参加者は、エンジニア、デザイナー、制作の仕事以外の職種の方々が 3:3:4 くらいの割合。アクセシビリティという言葉を聞いたことがない人も、リテラシーやコミュニケーションという言葉は知っています。 pic.twitter.com/U3syiZpIC8
— AccHop!! (@_acchop_) 2016, 1月 14 -
AccHop!! vol.4 ではゲストにWeb開発者・ライターである矢倉眞隆さんをお迎えしての話題提供。矢倉さんご自身の興味や実体験を元に熱く語っていただく中から、たくさんのヒントをいただきました。 pic.twitter.com/OvlRpU9WCK
— AccHop!! (@_acchop_) 2016, 1月 15 -
細長い「自分事スケール」用紙に付箋を貼っていくと、あっという間にいっぱいに。参加者属性が多様だった vol.4 ならではに、お互いに知らなかった気持ちやユーザーテストでは出てこない本音を交換することができました。 pic.twitter.com/5elggKbB8i
— AccHop!! (@_acchop_) 2016, 1月 20 -
参加者同士、真剣にお互いの話を聞きながら進めた vol.4 の「自分事スケール」。制作者サイドの中には、利用者の本音を聞いてショックを受ける方も...。しかし、そのショックが刺激となって、明日へのモチベーションに繋がったようです。 pic.twitter.com/6kC0dZl45h
— AccHop!! (@_acchop_) 2016, 1月 21 -
「自分事スケール」を通じて、今まで知らなかった考え方や思いに触れた AccHop!! vol.4。最後に参加者の皆さんに、アクセシビリティを自分事にしていくための共感の切り口を一緒に考えてもらいました。 pic.twitter.com/4YNYmFQvWL
— AccHop!! (@_acchop_) 2016, 1月 25
参加しての感想
これまで自分が参加してきたWeb界隈の勉強会やイベントは、アクセシビリティがテーマであるかどうかに関わらず、参加者が自分と同じ制作に携わる人(もしくは制作に興味のある方)がほとんどで、Web担当者側の方が参加している場合はあっても、基本的には提供側の人ばかりということが多かったのですが、今回のAccHop!!vol.4では、上記のツイートでもあるようにWebを使う側の方が4割も参加されていてとても新鮮でした。
使う側の方々とワークショップを通じて話をする中で、本音を聞いてショック!とまではいきませんでしたが、なるべく制作者側であることを忘れるように努めていても、その囚われから抜けることは難しいし、よしんば抜けだしたとしても、そもそも自分がユーザーとしてもリテラシが高い方だということも忘れがちであるなと改めて思ったり。
またユーザーに制作者側の考えを伝える機会でもあり、普段は実装でしか触れ合えないユーザーに意図を説明し、理解してもらえた実感はとても嬉しいものでした。しかし普段は口頭で説明するような機会はないわけで、説明に甘んじずに出会うことのないユーザーと設計や実装を通じて語らなければと改めてきづかされたりもしました。
しばらくたってから気づいたこと
イベント終了後しばらくしてそれこそ年が明けてから気づいたことは、AccHop!!はこれまでになくニュートラルな状態でいられたワークショップだったことです。
これまで研修など含めて幾つかのワークショップに参加してきました。ただ多くの場合、全体的なテンションが高く、また高くしようとする雰囲気に満ちていました。どこか無理をしている状態であるというか。
もちろん、そのような状態では普段考えないことを考えたり言えないことが言えたりするので悪いことばかりではないのですが、雰囲気にノセられているというかあてられているというか、ワークショップが終わって数日経ち、熱が抜けた頃には「あの時、ああ言ったけどそれほどでもないな」なんて思ってしまうこともしばしば。
ですが今回は参加されている方みなさんの静かで真摯な姿勢もあり、おおむね普段通りの姿勢で考えたり話したりすることができたので、これってスゴいことでは?と、ワークショップの設計やファシリテーションのメソッドに思いをはせるも、自分は門外漢であるため分かりませんでしたが、きっとスゴいことをされているのだと思います。
今年も引き続き開催されるようですので、面白そうだなと思われた方はいかがでしょうか。
AccHop!! vol.4 開催レポートは前回で終了ですが、2016年も AccHop!!
を続けていきます。2016年度の予定は調整中ですが、引き続きTwitterやFacebookでお知らせしていきます。チェックしてください!
pic.twitter.com/DoGrDyhUj8
— AccHop!! (@_acchop_)
2016, 1月 27