OnScreen Typography Day 2019 登壇と​ ost.today の​実装 #ostd2019

公開

OnScreen Typography Day 2019 - オンスクリーン・タイポグラフィ・デイ

オンスクリーン上のタイポグラフィを扱うイベント「On-Screen Typography Day 2019」で登壇し、特設ウェブページの実装も担当しました。

ost.today

登壇

「オンスクリーンにおけるベアボーンタイポグラフィ」というお話をしてきました。

登壇資料の表紙

主宰からのオーダーどおり、自分のマークアップとかウェブとかインターネットへの初期衝動とかどういう気持ちでやっているのか、こういうことを考えてる人間がいるんだ、ということを中心にお話しました。

当日は300人近い方々に聞いていただき、ありがとうございました。いわゆるデザイナーの方が多いイベントで、いわゆるエンジニアの自分の気持ちみたいなことを話して受け入れられるのか、とすごく心配していましたが、Twitterのハッシュタグでの反応をみる限り刺さった人がいらっしゃって嬉しい限りです。

準備のときに聞いていた音楽

今回の発表はライブ感を意識し一部歌詞を引用したり、スライド中のテキストを当社比で少なくしたり。そして資料を作っているときは、音楽、特に日本語ラップ、そして特にRHYMESTERと餓鬼レンジャーを聴いて自分をあげていました。

資料だけを公開することはしたくないな、というのが今の気持ちで。代わりにというわけではないですが、どんな曲を聞いてたかというのを公開してみるので、皆さんよかったら聞いてみてください。

止まらない初期衝動があるからなんですよね。
「(超|越)える」
エゴを出して決まる値打ちなんです。
あってないようなもんですよ、そんな境界は

マークアップグラップラーっていう気持ちで
池上彰バリに言う(池上彰ではなかったですけど
私は自由になるぞ...!!
やっぱりイズムっていきたいですよね。

こうやって見返すと、やっぱり自分がウェブにやられ始めた頃に聞いていた曲が多いですね。

特設ウェブページ

特設ウェブページ ost.today の実装も担当しました。

このウェブページについてはイベントの趣旨にそって、「言葉について考え、伝えることについて工夫し続けること」を何よりも優先で実装してみました。

またこれまであまりきちんとやってこなかったウェブフォントやタイポグラフィまわりの実装についても身につくものがありました。

こちらも色々と制作秘話があり、当日も一部が公開されていました。

取り急ぎ実装している時の気持ちをツイートで。

意図的な欧文の意味。これは強調なのか区別なのか、パネリストとモデレーターは同列の li でいいのかどうか...

基本的にはHTMLの構造を先に定義して、 landmark role を持つ要素や、id を起点にしたり、schema.org を軸にしてスタイルを書く。その後、繰り返し出現するビジュアル的特徴はクラスセレクタでスタイルを書き、それをHTMLに適用、必要であれば構造を修正する、というフローで書きました。

もちろん、今回の実装は非常に極端であることは理解しています。

イベント全体について

私以外の登壇者の内容もとても素晴らしく、ああこの人たちと一緒に話ができたことは、今後の財産になるなぁ...と終わった後に。

抽象度が上がっていくような登壇順や、多様な登壇陣の相反するような主張がぶつかったり、つくるものや作り方の考えがつながっていたりする流れ、これはもうまさに主宰の @S_E_K_I_G の仕事でした。感服しました。


個人的なわがままだけど、第二回が来るんじゃなくてこのイベントが非同期的にずっと続けばいいのに、って。そんなイベントでした。