次の記事を読んで。
自分自身は正直、書体そのものについて評価できるだけの審美眼は無く、
Koga Sans に対してもなんだか足が短い感じでかわいいな
とか
eがInternet Explorerぽいな
ぐらいの感想しかありませんでした(これは今考えた)。
それよりも自分自身としてはタイプデザイナーがいるチームでの開発プロセス。ガンガンとフォントデータが更新されて全体が変わっていく開発体験がとても新鮮でした。
- 本文部分にオルタネート(Stylistic Sets)を適用。
- 和欧混植への最適化として微細なウェイト調整(WebBook / WebBold)。
- 見出しでも利用することから、大量のカーニングをごりごりと設定。
実際に作業されたのは上述の点なのですが、とくに混植への最適化はわかりやすくてウオオと驚いちゃいました。あたりまえのことなんですが、作者がいるとつよいなと思いましたし、そもそも書体そのものをデザインした人と制作するってのはすごく贅沢だったのでは、と今になって思い返しているところです。
そしてこの体験がイベント当日に有馬さんによって文字の形も変えて良いんです
と回収されて、唸りたおした私でした。