アクセシビリティカンファレンスCHIBA2025にボランティアスタッフとして参加してきました。そのキッカケと参加した感想。
参加したキッカケは、実行委員の一人であるやまりさんという方。実はやまりさんがまだウェブ業界に入る前にお会いする機会があって、僭越ながら2つのアドバイスをさせてもらいました。
1つはアクセシビリティをやるなら、まずは周りの信頼を得てくださいということ。通常業務を経て、やまりさんが大事にしているものなら、自分たちも大事にしたい、と思ってもらうこと。
アクセシビリティはややもすると正義になりがちで、相手の行動が変わる理由が必要なんてことに思い至らないことがたくさんある。けれど、相手の行動を変えようとしたら、正義だけでは変わらない。それは社会が未熟だからかもしれないけれど、今の社会構造を壊して作り直す活動だけじゃなくて、今の社会構造の中で自分のやれることをやるのも大事です、って。
もう1つは、社外とのつながりを作ること。1人では挫けるし、知恵も足りないし張り合いもない。だから志を同じくする仲間と出会うために社外のイベントに積極的に参加して、自分のモチベーションを保つこと(言うて私ができてないんだけど)。そのつながりが必ずあなたを助けてくれるから。
その2つのアドバイスを、アドバイス以上にやったのがやまりさん。信頼を勝ち取るだけじゃなくて、信頼をもとに会社を巻き込んでみんなの活動を変えた。そして、社外のイベントに参加するだけじゃなくて社外の人間を集めるだけのイベントを開催するまでに至った。
これまでアクセシビリティをやりたい、という何人かの人が私(と言うか、私が所属していた組織)を訪ねて来てくれた。いろんな理由でそれは叶わなかったことも多かったんだけど、それでもアクセシビリティをやりたい、っていう人にはみんなやってほしいから、いろんな形でアドバイスとかお話をさせてもらってた。でも、でも、多分なんだけどほとんどの人が、それをやってないし、やりきれてない。
やまりさんは、やる、やりきるを大きく超えてカンファレンスをやるまでに至ってる。こんなに嬉しいことはなくて。だから、今の自分の状況の中で一番近くで見れる会場ボランティアで参加することにしました。
内容の色々は他の参加者のブログにお任せしますけど、自分がやったJapan Accessibility Conference(JAC)で目指したことが、少し叶った気がして。JACでエンパワーされたゆうてんさんが福岡でカンファレンスを開いて、名古屋、千葉と続いて、これからもアクセシビリティカンファレンスと冠したイベントが開かれていくだろうな〜、ってふと思えた。
JACの3回目は多分、まだまだ先になるし、やれる気もしてないんだけど、十分なんじゃないかって。安心して成仏できそう。いやそれはうそで、やっぱり私はここに戻ってきたいし、戻るんだろうなって思えた。そんなアクセシビリティカンファレンスCHIBA2025でした。